はじめに
GMOペパボのあたにです。
この記事は、GMOペパボ エンジニア アドベントカレンダーの20日目です
2025年も残りわずかとなりました。今年はバックエンドエンジニアとして3年目を迎え、技術的にも環境的にも大きな変化があった1年でした。
中でも最も印象的だったのは、AIコーディングツールとの付き合い方が大きく変わったことです。振り返ってみると、2025年は私にとって「AIコーディングツール元年」と呼べる年だったと思います。
この記事では、私がこの1年間でどのようにAIツールと向き合い、試行錯誤してきたかを振り返ります。
CursorからCopilot、そしてClaude Codeへ
去年はCursorを使っていました。コード補完やチャット機能が便利で、日々の開発に欠かせない存在になっていました。
しかし今年に入り、「Copilotがいい感じ」という話を周囲で聞くようになり、思い切って乗り換えてみることに。ところが、使いこなせないまま時間だけが過ぎていき、結局1ヶ月でCursorに戻ってしまいました。
そんな中、年の半ばごろから「Claude Codeが良い」という話を耳にするようになりました。気になってはいたものの、月額がなかなかのお値段だったので二の足を踏んでいました。
そんな私の背中を押してくれたのは、上司の一言でした。
「他の仕事は良いからすぐ稟議出して契約してください」
このありがたいお言葉をいただき、すぐに契約に至りました。そこから、Claude Codeとの付き合いが始まります。
MCP Serverとの出会いで、パートナーへ
最初のうちは、Claude Codeは「ちょっとサポートしてくれるツール」という印象でした。コードの説明をしてくれたり、簡単な修正を提案してくれたり。便利ではあるけれど、劇的に開発が変わるという感覚はありませんでした。
ところが、MCP(Model Context Protocol)Serverを利用するようになってから、状況は一変しました。
Claude Codeが外部ツールやデータソースと連携できるようになり、単なるアシスタントから強力なパートナーへと変わったのです。
具体的には、Claude Codeに一つのタスクを任せている間に、私は別の作業を進める——そんな並行開発ができるようになりました。これは、私の開発スタイルを大きく変えてくれた出来事でした。
半日で作ったMCP Server
MCP Serverの可能性に気づいてからは、プライベートでも手を動かすようになりました。
ある日、「MacのリマインダーをClaudeから操作できたら便利だな」と思い立ち、勢いでMCP Serverを作ってみることに。結果、半日で完成しました。
自分でもびっくりするほどあっさりできてしまい、MCP Serverの敷居の低さと、Claude Codeの開発サポート力を改めて実感しました。
AIが広げてくれた視野、でも人間から学ぶことも
AIコーディングツールの恩恵は、コーディング支援だけにとどまりません。
たとえば、複数のリポジトリからドメイン知識を得ることも比較的容易になりました。「このサービスの仕様ってどうなってたっけ?」というときに、AIが関連コードを横断的に読み解いてくれるのは本当に助かります。
また、AIにコードレビューをしてもらう機会も増えました。自分では気づかなかった改善点を指摘してくれることもあり、学びになっています。
とはいえ、やはり上位エンジニアとしての視点が抜けていることもあります。設計思想やチーム全体を見据えた判断、運用を見越した実装——そういった部分は、まだまだ人間のレビューから学ぶことが多いです。
これをAIに組み込めればよいのですが……それはまだ先の話かもしれません。
2025年を振り返って
日々新しい技術が生まれ、その恩恵を享受できる時代になりました。AIコーディングツールは、もはや「あると便利」ではなく「なくては困る」存在になりつつあります。
ただ、正直なところ、うまく使いこなせているかと言われると、まだまだ課題があります。新しいツールや機能が出るたびに「これどう使うんだろう」と試行錯誤の日々です。
とはいえ、まごまごしていると、それすらも古くなってしまう。この業界のスピード感は本当に速いです。
だからこそ、2026年もしっかりついていかねば、と思っています。
まとめ
2025年は、AIコーディングツールとの関係が「便利なアシスタント」から「開発パートナー」へと変わった1年でした。
- Cursor → Copilot → Cursor → Claude Codeと、試行錯誤を重ねた
- 上司の後押しでClaude Codeを契約
- MCP Serverとの出会いで、並行開発ができるように
- プライベートでも半日でMCP Serverを自作
- AIでドメイン知識の取得やレビューが容易に
- でも上位エンジニアの視点は、まだ人間から学ぶことが多い
来年も新しい技術の波に乗り遅れないよう、積極的にキャッチアップしていきたいと思います。


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