Ubuntu Serverで固定IPアドレスを設定する方法のメモです。
最近のUbuntu(18.04〜)は netplan
という仕組みでネットワーク設定を行います。
GUIが無いUbuntu Serverでも安心してください。コマンドで簡単に設定できます!
※ 私もCUIで設定しています。
目次
- ネットワークインターフェース名を確認する
- netplanの設定ファイルを編集する
- 設定を適用する
- IPアドレスが反映されたか確認する
1. ネットワークインターフェース名を確認する
まず、固定IPを設定するには、どのネットワークインターフェースに割り当てるのかを知る必要があります。
ip addr
このコマンドを実行すると、ens33
や enp0s3
などが表示されます。
これがインターフェース名です。メモしておきましょう。
2. netplanの設定ファイルを編集する
Ubuntu Serverでは、/etc/netplan/
配下にネットワーク設定ファイルがあります。
次のコマンドで設定ファイルを開きます。
sudo vim
/etc/netplan/50-cloud-init.yaml
設定例(固定IPアドレスを設定)
network:
version: 2
ethernets:
ens33: # ← インターフェース名に合わせる
dhcp4: no
addresses:
- 192.168.1.100/24 # ← 固定するIPアドレス
gateway4: 192.168.1.1 # ← ゲートウェイ
nameservers:
addresses:
- 8.8.8.8 # ← DNSサーバ(Google DNS)
- 8.8.4.4
3. 設定を反映する
設定が終わったら、netplan
で適用します。
sudo netplan apply
エラーが出なければ成功です!
4. IPアドレスが正しく反映されたか確認
ip addr
ip route
上記コマンドで、設定したIPアドレスやゲートウェイが反映されているか確認しましょう。
5. よくある質問
Q. DHCPに戻すには?
dhcp4: yes
と書き換えればOKです。
Q. 設定ファイルが複数あるけどどれを編集するの?
Ubuntuはインストール時期やバージョンによって
00-installer-config.yaml
01-netcfg.yaml
など複数あることがあります。
基本的には 既にあるファイル を編集してください。無ければ自分で作っても大丈夫です。
おわりに
固定IPを設定すると、サーバ管理が楽になります。
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